解説
雇用関係助成金とは?種類・金額・申請方法をわかりやすく解説
厚生労働省が所管する雇用関係助成金は、要件を満たせば原則支給される制度です。キャリアアップ助成金・両立支援助成金など主要な制度と申請方法を解説します。
2026年5月17日/ 8分で読めます
雇用関係助成金とは
雇用関係助成金は、厚生労働省が所管する、雇用の維持・拡大・労働環境の改善を行った事業主に支給される助成金です。補助金と異なり、要件を満たせば原則として支給されます(審査による採択競争がない)。
雇用保険料を財源としているため、雇用保険に加入している事業主であれば申請できます。
主要な雇用関係助成金
キャリアアップ助成金
有期雇用労働者(パート・アルバイト・契約社員)を正社員に転換した際に支給。
- 正社員化コース:1人あたり最大80万円
- 社会保険適用時処遇改善コース:1人あたり最大50万円
人材開発支援助成金
従業員の職業訓練・研修にかかる費用を助成。
- 訓練経費の最大75%を補助
- 訓練中の賃金(賃金助成)も支給される
- OFF-JT(外部研修)もOJT(職場内訓練)も対象
両立支援等助成金
育児・介護と仕事の両立を支援する取り組みを行った事業主に支給。
- 出生時両立支援コース(男性育休):1人目100万円
- 育児休業等支援コース:1事業主あたり最大140万円
業務改善助成金
最低賃金の引き上げと生産性向上のための設備投資を支援。
- 補助率:最大9/10
- 補助上限:最大600万円
申請の基本ルール
雇用関係助成金に共通する重要ルール:
- 「計画届」の提出が先:多くの助成金では、取り組みの実施前に「計画届」をハローワークに提出する必要がある
- 支給申請の期限:取り組み実施後、一定期間内に申請しないと受けられない
- 支給制限:過去に不正受給があった場合は5年間受給不可
まず何をすればいいか
1. ハローワーク(公共職業安定所)の「事業主向け窓口」に相談
2. 自社が対象になる助成金を確認
3. 計画届が必要な場合は先に提出
4. 取り組みを実施
5. 支給申請書類を揃えて申請
申請に迷ったらまずハローワークか最寄りの商工会議所に相談するのが近道です。